二人で綺麗な夜景を楽しんだあの日
啓介は、群馬へ帰る事をに告げた
「・・・俺・・・今度の日曜日の朝に、群馬へ帰るよ・・・」
「・・・遠征だっけ? 終わりなんだ?」
「うん・・・」
「やっぱり地元が一番いいしねっ」
「・・・そうだな」
「じゃ、帰る前に一つだけ、あたしの我侭きいてくれる?」
「何だよ?」
「啓介とディズニーいきたいっ」
「へっ? ミッキーとか何とかってぇ・・・ぬいぐるみがいっぱいいるとこか?」
「うん・・・啓介と行きたいなっ」
「俺・・・行った事ねぇや」
「でしょうねぇ・・・そういう柄じゃないよねー」
「・・・なんとかするよ」
「やったっv」
「楽しみにしとけよ」
「うん、楽しみーっ」
FD の中での二人の会話
夏の夜空
満天の星
軽いキスをする
啓介は別荘へ戻ると、ある行動に出る
『今何時だ? 多分、今なら大丈夫か・・・』
電話機を手に何処かへ掛ける
「あっ、親父? 悪い、急用・・・今大丈夫かよ・・・」
夏休み終盤
啓介とはディズニーリゾートへ
大好きな啓介が買ってくれたTシャツと細身のジーンズ
勿論啓介も同じく
今日はなんだか啓介にとって、が眩しく見える
高速に乗り、PAで軽い朝食
楽しそうに弾ける
そんなを見ていると、時折ジーンズとシャツの間から覗く白い肌が
啓介は見てしまう
『うっ・・・なんか俺の方が・・・恥ずかしくなってきたっ』
誰かが見ては許さねぇ、と、の後ろへ立ち他人の眼を気にする
再び FD へ乗り込み、首都高へと入った
高層ビルが波の様に過ぎ去り、景色が青い海へ
看板通りに進み、目的地へ着く
手を繋ぎ、にリードされながら恥ずかしそうに入場
「ねぇ、啓介はシーとランドとどっちがいい?」
「どう違うか分からねぇし来た事ねぇから・・・が決めろよ」
「うーん・・・じゃ、ランドから」
「からって両方行くのかよ?」
「今度シーねっ」
まずは適当なレストランでランチ
「啓介っ美味しいよ? これ、はい」
啓介は迷う事無く綺麗な唇を開く
はその瞬間を逃さない
《チュッ》
そして啓介のお口の中へ美味しいランチ
啓介は真っ赤になりながら予想もしていなかった事に慌てた
「 !!! びっくりさせんなよっ」
「だって・・・なーんか、したくなっちゃったからっ」
悪戯には笑いながら舌を出す
『俺・・・マジですっげぇドキドキしてる・・・が可愛くて仕方ねぇ』
啓介がに聞いた
「、今日は時間があるか?」
「もっちろーん、たっぷりとっ 今日は啓介君様だけのものーv」
「いや・・・朝まで・・・」
「・・・はい?」
「朝まで・・・ここの中の一番新しいホテルの予約・・・取った」
「あーっ、そこに泊まってみたかったんだぁ・・・っえっ??? ホテル? 泊まるの?・・・
///// 」
「嫌か?」
「・・・/// 嬉し過ぎて恥ずかしくなっちゃったっ」
啓介が宥めるようにの髪を撫でた
少し潤んだ啓介の瞳
愛おしそうにを見つめる
啓介はの為に、ホテルのスウィートを予約した
親父のコネを使って
二人は思う存分アトラクションを楽しむ
待ち時間こそ長いが、そんな時も手を繋ぎ内緒話したり、二人で爆笑したり
次に乗るアトラクションでもめたり
暗いアトラクションではこっそりキスしたり・・・
啓介が時々、の肩に両手を回し寄り掛かる
これから離れ離れになってしまうから
今の内に、身体に・・心に・・耳に・・・全てを記憶させていく
夕方になり、二人はチェックイン
二人は、普通の広さではない部屋へと案内される
「、これに着替えて」
啓介がクローゼットを開けた
「うわぁっ、綺麗ーっ」
白い細身のドレス
その横には啓介の白いタキシード
「夕食はケータリングにしたから、一応・・・」
「 ??? 何? コックさんが作ってくれるの」
「まぁなっ シェフって言えよなっ」
「啓介がセッティングしてくれたの? だからキッチンがあるのねーっ」
親指を立てて笑勝ちの啓介
実は少し、親父の知恵を拝借
は、思わず啓介に抱き付く
二人はドレスアップ
スタンドカラー仕立ての洒落た啓介の容姿
細い紐が肩にラインを描く、マーメイドの
「啓介・・・格好よすぎっ、似合うーっ /////」
「ぅっ・・・ ////////// !!」
予想以上のの姿に、啓介は眩暈
「啓介が選んでくれたの?」
「・・・おう、ぴったりだな・・・綺麗だぜ・・・・・・」
啓介はの手を握りゆっくり身体を引き寄せた
右手がの髪に触れ、ゆっくり肩へと滑り落ちる
長い睫から潤んだ瞳が、の唇を見つめる
少し開いた互いの唇が・・・ゆっくりと重なる
啓介の両手が、の頭を包み込む
の口内に啓介の舌が入ってきた
じっくりと口内をくすぐる
は蕩けてしまいそうで・・・
ディナーが始まった
鉄人達が啓介との為に腕を振るう
素敵な一時
楽しい食事を済ませ、ご満悦の二人
食前酒での頬はほんのり赤い
啓介にとっては、なんとも女らしくてたまらなかった
白いドレスから覗く少しだけ焼けた肌
鎖骨
程よく付いた筋肉の動き
外では夜のパレードが一斉に煌めく
は窓越しのカーテンを開けて、パレードを眺める
「ねぇ、啓介っ早く早くっ、凄い綺麗だよぉ」
「・・・派手だなっ、すげぇや」
啓介は、の後ろに立ち左手を繋ぐ
互いの左手がきゅっと繋がれる
「・・・あたし、シャワー浴びてくるね」
そう言うと、はシャワールームへ
『・・・すっげぇ綺麗・・・』
啓介は暫くパレードを見物した
『すっげぇんだな、パレードって・・・ケンタ達が騒ぐはずだぜ』
がシャワールームから出てくると、啓介が入れ替わる
パレードは終わり、は窓から名残惜しそうなギャラリーを見つめていた
俺、すっげぇドッキドキ
メニューへ戻るならここだぜっ