BQ当日
と恭子と実夏達が食材の買出し部隊
勇次達は高橋家に到着すると、買ってきたBQ焜炉を車から降ろした
結局集まったのは30人程
高橋家の裏庭は広い為、30人といっても余裕で楽しめそうだ
「浩二ィ、久しぶりっ」
「おーっ!!、勇次ぃ・・・ご無沙汰しておりましたぁ」
「啓介とはちょくちょく会ってたのかよ?」
「そうだな・・・でも啓介のヤツ、忙しいみたいだからさ、携帯とかメールばっか」
「地元じゃ凄い兄弟だからな・・・」
「あぁ、彗星とエースだろ?」
「どこまで俺達と差を付ければ気が済むんだか・・・」
「容姿だけでも差が開くのに、中身まで磨かれちゃあな・・・」
「俺達、一生引き立て役だぜ?」
「でも、妬む気になんねぇんだよな・・・」
「俺も・・・悔しいけどいい刺激になるな」
「あぁ・・・」
二人は、久しぶりの友との会話に楽しそうに微笑む啓介を見つめた
啓介に《ダチ》や《舎弟》が多いのも理解できる
啓介はひけらかすタイプではないからだ
「ーっ、肉っていつものでいい?」
「??? うん、いいよ、いつもので・・・???」
「えーっ、だぁーってぇさー、啓介君もいるんだよぉ? いいのかなぁ、こんな安物の肉で・・・」
「何言ってんのよ、いつものでいいのっ。肉でカッコつけて、どうすんのさっ?」
「そうだけどぉ・・・お坊ちゃまだから、「不味くて食えるかっ!!!」って、言わないかな・・・」
「言わないよー、多分そんな人じゃないと思うよ?」
「・・・の洞察は凄いからね・・・」
「でしょでしょーっ?」
スーパーで賑やかに買い物を済ませた女11人買出し部隊は、勇次から聞いた高橋家別荘へ向かった
車3台連なって・・・到着すると、達は驚愕した。
別荘は静かな別荘地帯にある、その中の一際大きな別荘が高橋家所有
自宅とはイメージが違う・・・Santa Fe を思い出す様な造りだ
15台は軽く車があるはずなのにまだ余裕のパーキング
建物はいったい何坪あるのか・・・
「ね・・ねぇ、・・・凄くない? 啓介君ち・・・」
「半端じゃないねっ、」
恭子や実夏達がざわめく
家政婦であろう人が案内してくれた
が突然絶句した
「あ゛ーっ」
「どうしたの? ?」
「ねぇ、恭子ぉ、ちょっと・・・あたしの好きな
G があるぅ・・・嘘でしょーっ」
「えっ? あっ!! 本当だよー」
「何?何? 、 G って」
「実夏、あれがあたしが乗ってみたいベンツのゲレンデだよっ」
「シブいねぇっ」
家政婦との間に少し間が開く
急ぎ足で追いつきキョロキョロと見回す
手入れの行き届いた庭
あまりお目に掛かれない様な落葉樹
見たことのない花達
建物の裏へ回ると目に飛び込んだのは、一際目立つ二人・・・いや、一人
涼介と啓介が並ぶと・・・溜息しか出ない
「兄弟がいるんだ・・・お兄さん・・・かな?」
は真直ぐに啓介と涼介の所へ向かった
「こんにちは、今日はお邪魔しまーす」
「、すぐに分かったか?」
「分からない人が不思議でショー。」
「(笑)・・・あぁ、俺のアニキ。涼介ってんだ」
「よろしく、ちゃん」
「こちらこそ。・・・ねぇ、来て早々なんだけど、あのゲレンデって・・・」
「俺んちのだけど? ・・・どうかしたか?」
「やっぱり。乗り心地いいの?」
「そうだな・・・FDよりはマシかもな」
「FD ?」
「あぁ、RX-7」
「あー、知ってる知ってるぅ。ちょっとテールのラインが丸くてかわいいヤツ・・・やっぱり心地悪いの?」
「乗り心地がいいかどうかは・・・・・・?」
「じゃ、啓介がお暇な時に体験させてもらおっかなぁー」
「いいぜ」
身長差があるせいもあって上目遣いで啓介と話す
啓介は、がおねだりしている様に見えて優しい微笑を返しながら見つめる
「ついでにゲレンデも乗ってみたいなっ」
「わかった」
はサッと携帯を取り出すと
「啓介の携帯とアドレスは?」
と、サラリと聞く
嫌味がないので啓介も素直に教えた
暫くそんな弟達の会話を横で聞きながら涼介は微笑み
「啓介、俺も久しぶりの神奈川だから、これで失礼するよ・・・」
「あっアニキ、佐藤達のとこか?」
「あぁ」
「気をつけろよ? 地元じゃねぇし」
「あぁ、大丈夫だ」
「何かあったら直に連絡してくれよ」
「まるで保護者気取りだな、啓介」
「心配なんだよ」
「・・・分かった、行ってくる」
涼介が、に簡単に挨拶をするとFCの傍で待たせていた文浩と共に出かけた
「啓介達って仲がいいんだー」
「あぁ。小さい頃から、親が家にいない事が多かったからな」
「啓介って寂しがりやでしょ」
「////・・・そうかもな・・・」
は、啓介の鋭い眼差しや、時折見せる優しい微笑みなどを見ていて、そう思った
「・・・お前って結構鋭いかもな」
「フッフッフッ!!!」
「・・・やっぱ、不気味だぜっ」
「何をーっ?」
「そろそろ始めようぜーっ、」
勇次の声に答えた
「悪いっ・・・今行くーっ(2)」
・・・二人は同じ言葉を吐いた・・・
俺達って・・・息が合うよな?
メニューへ戻るならここだぜっ